安藤税理士法人の土屋です。東京都では、平成27年4月1日より、クレジットカードによる納税種目が拡大されました。
今までは自動車税のみでしたが、新たに法人都民税や事業税、固定資産税、償却資産税など、その他多くの税目が対象となりました。税額100万未満の納税通知書(納付書)に限り、「都税クレジットカードお支払サイト」という専用のページで手続きが可能です。
クレジットカードで納税できる自治体が増えてきているそうです。例えば愛知県でも自動車税の納付にクレジットカードが使えるし、小牧市へのふるさと納税もカードで行えます。
クレジットカードによる納税には、「現金を持ち歩かなくていい」「24時間納付できる」「分割払いが簡単」「ポイントが貯まる」など多くのメリットがあります。そのような利便性を求める人は少なくないため、国税・地方税ともにクレジットカードを利用した納税制度は今後ますます拡充していくと考えられます。
一方で、「決済手数料がかかる」「納税証明書がその場でもらえない」などのデメリットも挙げられます。また、カード情報が漏えいしないようしっかりと管理することも必要です。
自治体によって取り決めが様々なので、利用する際は事前の確認をおすすめします。