
「財務体質の良い会社」とは、どのような状態を指すのでしょうか?
それを視覚的にわかりやすく示してくれるのが、貸借対照表(バランスシート)の理想形を図解したこのモデルです。会社の財務状態を“形”で理解できる便利な考え方です。
資産は“逆三角形”のマッチョ型
左側の「資金の運用」は、流動資産(現預金や売掛金など)が豊富にあり、日々の支払いにも柔軟に対応できる状態が理想です。
一方、固定資産(土地や建物など)には資金を必要以上に縛らず、引き締まった構成であることが望ましいとされています。
このような構成を持つ会社は、資金繰りに強く、経営の意思決定もスムーズに行える体質といえるでしょう。
負債・資本は“三角形”の安定型
右側の「資金の調達」は、純資産(自己資本)がしっかりしており、借入への依存度が低いほど、安定した経営が可能です。
また、流動負債・固定負債のバランスも適切に保たれていれば、健全な財務構造と評価されます。
このような三角形型の構造は、外部環境の変化にも強く、長期的な成長が見込める企業の特徴です。
まとめ
理想的な貸借対照表とは、「資産はマッチョ型」、「負債・資本は安定型」というバランスが整っている状態です。
当事務所では、この図解を活用しながら、経営者の方と一緒に財務の「見える化」と改善提案を行っております。
「うちの会社はどの型だろう?」と少しでも気になった方は、ぜひお気軽にご相談ください。