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2012.8.31
会社設立
会社設立を決心したとき その2(社会保険料)

個人事業の方が会社を設立し、個人事業から法人事業へ移行することを法人成りといいます。

会社設立を計画されている方、特に法人成りの方は税金だけではなく社会保険料についてもご注意下さい。思わぬ費用負担増加の落とし穴があります。

個人の事業所は一定条件をクリアすれば厚生年金への加入義務は有りませんが、法人の事業所は厚生年金の加入義務があり、その保険料は本人と会社で半分ずつ負担することになります。

この会社負担の社会保険料が大きく、人件費に大きく上乗せされる結果になります。

その他にも、一般的に法人事業の方が個人事業よりも管理費用(登記、税務、労務など)が増加します。

そもそも会社設立の目的は、節税効果だけではなく、社会的な信用力を高め事業を大きくすることにあると思いますが、節税効果を狙って会社を設立したのに、税金の減少額より会社負担の社会保険料が同等、または増加し、節税効果分が消滅するケースも有るかもしれません。

税額の比較シミュレーションに併せて、社会保険料の比較シミュレーションも行い、安心して会社設立のスタートを切りたいですね。

次回は、会社が役員に支払う役員報酬について説明していきます。

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