こんにちは安藤税理士法人の鬼頭です。
来年の27年1月1日から相続税が改正されます。
現在の相続税の課税対象者は、過去のデータによると総人口の約4%ぐらいですが、27年からの改正により6%ぐらいになる予定です。
改正は何点かあるのですが、一番影響の大きいのは基礎控除だと思います。
現在の相続税の基礎控除額は、5,000万円+1,000万円×法定相続人の数になります。
例えば亡くなられた方の相続人が、妻と子供が2人の合計3人だとすると、
5,000万円+1,000万円×3人=8,000万円
が相続税の基礎控除額になり遺産の合計が8,000万円以下だと相続税はかかりません。
これが27年の改正により
5,000万円 ⇒ 3,000万円
1,000万円 ⇒ 600万円
になります。
上記で計算すると3,000万円+600万円×3人の4,800万円が基礎控除になります。
相続税のかかる方は、基礎控除額が今までの60%となり大幅な増税となります。
ほとんどの方は相続税はかかりませんが、増税はやはり気分のいいものではありません。