経営の現場では「車はリースにした方が楽」とよく言われます。
しかし、その“手軽さ”の裏側に、思わぬリスクが潜んでいるのをご存じでしょうか?
本号では、安藤税理士法人が経営支援の現場で実際に感じている「リースと購入の違い」を、経営の安全性という視点からお伝えします。
経営で最も重要なのは、「自由に動かせる資金を持つこと」です。
どんなに売上があっても、資金が途切れれば会社は止まります。
車や設備を導入する際、「毎月一定額で済む」「税金の処理が楽」などの理由からリースを選ぶ方が多くいます。
確かに便利ではありますが、問題は“経営が変化した時”。
契約で縛られてしまうため、いざという時に柔軟に動けないのがリースの最大の欠点です。
経営とは変化に対応すること。だからこそ、契約に制約がある形よりも、自社でコントロールできる形を選ぶことが大切です。
購入した車両は「自社の資産」となります。
万一、資金繰りが厳しくなっても、売却によって現金を確保できるのが大きな強みです。
現金があれば、会社を立て直す“時間”が生まれます。
たとえば、ある経営者は業績悪化時に所有していた車を売却し、資金を確保しました。
その資金を活用して再建に取り組み、2年後には見事に業績をV字回復させました。
これは、車を「自由に処分できる資産」として持っていたからこそ実現した結果です。
一方、リース契約では中途解約に違約金が発生し、所有権もリース会社側にあります。
つまり、いざという時に現金化できないのです。
この違いが、経営の安全性を大きく左右します。
経営判断の本質は、「会社を守る自由を残せるかどうか」です。
リースは“便利さを買う契約”、購入は“自由を持つ投資”です。
車両購入の判断は、単なる経理処理ではなく経営のリスクマネジメント。
資産を所有しておくことで、会社は自らの意思で資金を動かし、状況を立て直すことができます。
安藤税理士法人では、数字の裏にある「経営の安全性」を何より重視しています。
節税よりも、まずは“動ける会社”であること。
その意識が、潰れない会社づくりの第一歩です。
「便利さ」より「柔軟さ」を。
経営を守る選択は、いつだって“自社の判断で動ける形”から始まります。
経営における「安全」とは、危機を避けることではなく、
変化があっても立ち上がれる“余力”を持つこと。
リースか購入か──その違いが、会社の未来を左右します。
安藤税理士法人は、未来会計を軸に「潰れない会社づくり」を支援しています。
今回のテーマのように、経営判断一つひとつが財務体質を左右します。
設備投資・資金繰り・経営計画についてお悩みの方は、ぜひご相談ください。